ロコモシンドローム

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ロコモかどうかはどうやって確かめる?

ロコモかどうかは3つのテストで判定します。
これを「ロコモ度テスト」と呼んでいます。

1つ目は片脚または両脚でどれくらいの高さの台から立ち上がれるかを測る「立ち上がりテスト」です。2つ目はできるだけ大股で2歩歩いた距離を測る「2ステップテスト」です。3つ目は運動器の不調に関する25の質問に答える「ロコモ25」です。

これらのテストの結果により、ロコモでない状態、ロコモが始まっているロコモ度1、ロコモが進行したロコモ度2、ロコモがさらに進行して社会参加に支障をきたしているロコモ度3を判定できます。前述の通り、ロコモ度3は「運動器が原因の身体的フレイル」に相当します。

ロコモを進行させないための対策は?

ロコモの要因は、運動器の病気、運動器の能力の衰え、運動器の痛みなどさまざま。これらの要因がつながったり、合わさったりすることでロコモになり、進行すると社会参加・生活活動が制限され、ついには要介護状態に至ってしまいます。ロコモと判定された場合、原因は何かを見極め、状態に合わせて適切に対処することが必要です。

対処法には病気の予防、病気に対する薬物や手術による治療、運動器の力の衰えに対する筋力やバランス力のトレーニング、痛みや痺れに対する治療、栄養不足や栄養過多の改善などがあります。また生活習慣病の予防やその治療を合わせて行うことも必要です。

ロコモは回復可能なのが最大の特徴。きちんと対処すれば、不安や不自由なく歩けるようになります。

ロコモの諸要因に対する代表的な対処方法

フレイルの原因と構成要素

フレイルは、筋力低下などの身体的要素、認知症やうつなど精神的・心理的要素、独居や経済的困窮などの社会的要素で構成されます。ですから、フレイルの進行を予防するためには、これらの3つの側面から総合的にみて対応する必要があります。

ロコモと略されるロコモティブシンドローム。生活の質を大きく下げてしまうこの症状について学んでみましょう。

ロコモとは:運動器の衰えによる障害

「ロコモティブシンドローム:運動器症候群(通称:ロコモ)」とは、からだを動かすのに必要な運動器に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった動作が困難となり、寝たきりになる危険性が高くなる症状をいいます。高齢者の健康寿命の延伸や生活の質の向上、社会参加を促進するには「ロコモ」を早期に対策・予防することが大切です。

健康寿命と生活の質

健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことです。平均寿命との違いは要介護や寝たきりといった人の手を借りなければならない「不健康な期間」にあります。この期間は本人やその周りの家族などにも大きな影響を与えます。健康寿命を延ばす為にロコモ対策は欠かせません。

ロコモの原因は3つ

では、なぜロコモになるのでしょうか? その理由としては、「加齢」と「運動不足」による筋力の低下とこれが引き起こすバランス能力の低下、骨や関節の病気が挙げられます。骨や関節の病気には、骨粗しょう症、変形性膝関節症があります。ここでは筋肉の維持について考えてみます。

筋力の維持からロコモ予防

ロコモの予防の一つには筋力の維持が大切です。年を重ねるにつれて筋肉の萎縮と筋力の低下は顕著に表れます。下の図は20歳の時の筋肉量に対する各年代の変化量を表しています。年齢を重ねるにつれて筋肉量は大きく低下します。その中でも特に下肢の筋肉の減少は大きく現れます。

日常生活機能の中で、下肢の筋肉には重要な役割があります。この筋肉は「立つ」「座る」「歩く」といった動作をスムーズに行うために重要になります。下肢の筋肉の低下はこれらの日常動作に支障を来し、転倒や寝たきりへの危険性を高めます。こうならないためにも日頃から筋肉を使ってからだを動かすことが重要となります。筋力を維持するためには、ウオーキングやランニングのような持続的なトレーニングに加えて、「スクワット」のような動作を行うトレーニングに取り組みましょう!

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